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「携帯電話がない頃のお話し」のんびりスロースロー電動車椅子をはたから見ていますと、まるでカタツムリで、喧噪の世からは見すてられた存在で無害安全、少々交通のじゃまかなといった、たちばですが。 家の周辺を走行中はさしたることはないのですが、私のように町内を縦横無尽に走っていますと、時にパンクする場合があります。 先日も見あきた道にいや気がさし、家並の裏手にまわり細い道を危機感に汗ばみつつ走ってみました。右側はきりたつ崖でありました。ところが思いのほか獣道、スリップした重い車は崖淵に向ってすべりだし、もはやこれまで、前にも後にも身動きができず、ブレーキをかけ、私はいく時間も人の気配を待ちました。 |